心臓に異常があって生まれる赤ちゃんは100人に1人、1000人に3~4人の赤ちゃんは重症で治療が必要と言われています。
胎児はお母さんから臍帯を通って酸素や栄養を得ています。心疾患があっても胎児はお母さんの子宮にいるうちは、ほとんど症状もなく正常に発育をします。ところが、出産後は自分の肺で呼吸を始めるため、心臓の働きが重要になり、そのため、心臓に何らかの異常があると酸素が十分に得られなかったり、血圧の低下がおきたりします。
出産直後から治療を必要とする場合から、ほとんど治療を必要としないものまで様々です。特に、生まれてから急に状態が悪くなる先天性心疾患を胎児期に診断しておくことが大切とされているため、胎児心エコースクリーニングを行っています。